2013年03月08日
便利さと共に…
今日の夕ご飯は、沖縄の人はよく知ってるホーメル社のシチュー缶。
野菜を炒めて、この缶を足せば、ハイ出来上がり!!
戦後沖縄に根付いている、アメリカ産の缶詰文化。
ランチョンミートにしろ、この缶詰にしろ、沖縄ソウルフードに欠かせない一品だったりします。
いやいや、今日はその話ではなく…
この缶詰、よく見ると開けるとこがありません。
そうです。『缶切り』が必要です。
そうだ、この部屋に缶切りなかったっけ…
ソムリエナイフはあるけどさ…
そこで借りて開けました。
友人に聞いたのですが、今の子供たちは『缶切り』が使えないそうです。
っていうか、『缶切り』自体の存在も知らないかも…
今の缶詰って殆ど、パカって開けられるようになってますよね。
すごく便利!!
手も切らないし、開け損じもないし…
でも、小さい頃から当たり前のように台所の引き出しにあったものが無くなりかけています。
便利さと共に消えて行くものの1つなんだろうなぁー。
実際、この家にはないし…
なんか… なんか…
寂しい感じですねぇ。
久し振りにコキコキちゃんと使えてホッとしましたよ(^O^)/
2009年08月15日
写真が到着!!
派手な衣装でヤマドリ役初挑戦
先月7月6日にBerlin(ベルリン)で歌った
蝶々夫人
の、写真がタイトルロールを歌った百々ちゃん(百々あずさ Azusa DODO Sop.)から届きました。
なかなかよく撮れています。
ピンカートン役のサベーリオ(Saverio FIORE Ten.)とゴロー役の康夫(川野名康夫 Yasuo KAWANONA Ten.)
百々ちゃん蝶々夫人を見事に歌いきりました!
今回僕(手登根直樹 Naoki TEDOKON Bar.)はConmissario(神官)役とヤマドリ役の2役を歌わせてもらいました。ヤマドリは初。
やはり、初めての役は緊張します。
2009年07月07日
無事に…
昨日の夜、無事にオペラ
「蝶々夫人」
の、本番を終えました。
お陰様でたくさんの人にいらしていただき、ほぼ満員の会場でした。
蝶々夫人を演じたどどちゃん(百々あずさ Azusa DODO sop.)はじめ、サベちゃん(Saverio FIORE Ten.)、康夫(川野名康夫 Yasui KAWANONA Ten.)他、みんな素晴らしいステージでした。
僕は2役を歌いましたが、今回デビューだったヤマドリ役、かなり緊張しました。とりあえず無事に歌いました。
その時の模様はカメラマンから写真をもらったら紹介しますね!
昨日は朝から演出、リハ、本番と写真を撮るのを忘れていました・・・。
とにかく・・・、
無事に本番が終わり、ホッとしております!!
2009年06月11日
蝶々さん
数日前、ドイツからチラシが届きました。
来月7月6日にドイツのベルリンで上演する
「蝶々夫人(Madama Butterfly)」 プッチーニ作曲
のチラシです。
僕も出演します!
今回は神官(Il Conmissario)とヤマドリ(Yamadori)の2役です。
「蝶々夫人」は僕がオペラを勉強するきっかけになった大切な作品です。
神官はイタリアで何度かやらせてもらっていますが、ヤマドリは初。しっかり勉強しなくてはです・・・。
7月3日にドイツ入りです。
2009年03月25日
久し振りの…
昨日は久し振りにイタリアでオペラを聴きにいました。
聴きに行ったのはGenova(ジェノヴァ)の
Teatro CARLOFELICE(テアトロ カルロフェリーチェ)
です。
演目はGiordano(ジョルダーノ)作曲の
ANDREA CHENIER(アンドレア シェニエ)
18世紀末、フランスが舞台のオペラで、実在した詩人アンドレア・シェニエがフランス革命という時代の中で断頭台に消えていった崇高な生と死の物語。
Andrea Chenier(アンドレア・シェニエ)役のテノール、Maddalena(マッダレーナ)役のソプラノ、Gerard(ジェラール)役のバリトンそれぞれに有名なアリアが散りばめられ、大変素晴らしいオペラです。
昨日の舞台は公演の初日ということもあり、今回のオペラを楽しみにしている人たちがたくさん聞きに来ていました。
感想は…、素直に久し振りにイタリアオペラを見たという充実感がありました。
はじめはオーケストラも指揮のDaniel Oren(ダニエル オーレン)も音楽が少し間延びしているような感じで大丈夫かーと思いましたが、後半に行くに従って、良い感じになっていました。
イタリアではよくある感じです。
ソリストは…。
テノールはMarcello Giordaniが降板し、Piero Giuliacciでした。1曲目のアリアが頑張っていましたが、後半は少し疲れが出てきたようでした。全体的に声が広がりすぎて中心の輝きが足りないかなーというのが僕の感想です。
ソプラノは中国人のHui Heでした。早く歌うところのイタリア語がアクセントが多少気になりましたが、それ以外はイタリア語もきれいですし、何といっても声が素晴らしい。イタリア人の中にいても声の自由さと持ち声の素晴らしさを感じることができました。中国人がもつ強い喉も感じましたが、とにかく素晴らかったです。
バリトンはRenato Bruson。
世界的に有名なバリトン歌手で、久しぶりにイタリアの劇場で聞けるのですごく楽しみにしていました。
冒頭は声がまだ温まってないのか、横隔膜が安定していないのか不安定なところがありました。しょうがありません、もう73歳くらいだったと思います。
しかし、オペラが進んでいくと、その年齢を感じさせないブルゾンらしい素晴らしい歌でした。
特にあのフレーズ感。イタリア語が音楽と一体になり、お互いがその良さを引き立てさせるテクニック。
声も決して大きな声ではありませんが大変響きがあり、説得力のある音楽づくりに大変感動しました。
Maestro Pastineが「音楽は頭を使うんだよ」と、良く言っていたのが思い出されました。
今回は少し、音楽家らしいブログになったかな?
僕のブログは決して「食いしん坊万歳!!」系のブログではないぞーー!!(多分…)
とにかく…、楽しんできました!!
2008年08月27日
いつも傍に・・・。
私がイタリアでコンサートやオペラに出演するとき、日本でのコンサートなど、私のMaestroはできる限り聴きに来てくれました。そして、いつも後ろのほうに座って、ゼスチャーや小声で「呼吸を深く」「落ち着いて」「ポジションを高く」ecc・・・と、指示をしてくれました。
2007年12月にトッパンホール(東京)で開催した「ガラコンサート」にも聴きに来てくれました。
そこでMaestroは、私がソロで歌い終わった時に
「Bravo!! ブラーヴォー!!」
と言ってくれたのです。
私にとって何よりもうれしい「Bravo!!」でした。
あの時の声が今でも耳に残っています。
いつまでもいつまでも、客席の一番後ろから応援してください。
いつも傍に・・・。
2008年08月11日
3部作!!
昨日は東京文化会館大ホールで上演されたプッチーニのオペラを聞きに行ってきました。
何度もこのブログに登場しているテノールの「樋口達哉」を聞きに、それと日本で活躍されている方々の声も大変楽しみでした。
演目は「IL TRITTICO」3つの内容の異なるオペラが3部作とされているものです。
ダンテの「神曲」を題材にかかれている3つのオペラです。
初めて聞く声に感動したり、迫真に迫る演技に心打たれたり…。
大変楽しめた内容でした。
たっちゃん、お疲れ様でした
2008年06月25日
冷や汗・・・
上の写真は数年前にイタリアで出演した『椿姫』のときのもの。
野外劇場での演奏予定でしたが、雨のため室内に変更になり、オーケストラの前の小さなスペースで歌いました。
このとき、ドゥフォール男爵役だったんですが、その数日前に別のオペラであわただしく、ついつい暗譜が、不確定になっていました。
リハーサルでもとちるし、一緒に歌っていた人の中には、世界的な歌手(上の写真で向かって右は、Roberto Servireという有名な歌手)との競演も手伝って、かなりの緊張。
本番ぎりぎりまで楽譜を手放すことができず、もう倒れそうなくらいの緊張でした。冷や汗ものでした。
どうにか本番は終えましたが、2度とあんな思いはしたくないと思いました。プロ失格です・・・。
われわれの仕事は暗譜も仕事のうちです。
でも、でも、本当に苦しかったです。この写真を見るとあの時の辛さが甦ります。
何食わぬ顔で歌っていますが、かなりの心臓バクバク状態です。
2008年06月09日
ドン・カルロ!!
イタリアの大作曲家ヴェルディの傑作
オペラ「ドン・カルロ」
16世紀スペインの宮廷を舞台にした父と子の対立、義母と王子の許されぬ恋、宗教的対立などが描かれたオペラです。
その中に登場する王子の友人であり従者の「ロドリーゴ」は「影の主役」と言われるほど、重要な役でバリトンの私の憧れの役です。
そのロドリーゴと王子ドン・カルロ(テノール)の友情を誓う2重唱を、秋にイタリア ブッセートのテアトロヴェルディで歌う予定です。
アリアは何度も歌わせてもらってますが、2重唱は初めてです。
大好きな曲ですが、かなりの難曲です。Y(>_<、)Y
今月28日、東京でのコンサートでも歌わせていただきます。
がんばるぞo(^-^)o
2008年05月06日
編み物~?!
オペラは総合芸術といわれていますが、絶対的に「声」が1番にこなくてはいけないものだと思います。
でも、今のオペラのトレンドはモチロン「声ありき」ですが、演技力、表現力、見た目(容姿、最近はこれが重要視されるんですよ)などの他、舞台美術、勿論オーケストラであったり、衣装だったり、バレエだったりたくさんの要素が重要事項です。
特に最近では歌いながら裸になったり、手品をしたり、寝転んだりと斬新過ぎる演出に賛否両論です。僕はあまり「やりすぎはいただけない派」です。
上の写真は、前にも紹介しましたオペラ「TURANDOT(トゥーランドット)」のPing(ピン)役を演じているところですが、手に持っているのはなんと、
編み物!!!
演出家のNadiaが、急に2幕の冒頭の場面で僕に編み物をしろというのです!!
「全然したこと無いけど・・・」
そう言ったんですが、僕のお願いもさらっと流し、是非とも編み物しながら歌ってほしいと言うので本番2日前から猛特訓!!
初心者も超がつくほどだったのですが、根気よくNadiaは教えてくれ、とうとう本番前にはもくもくと編んでいました。
おかげさまで本番でも上手く編めました(っていうか、歌うほうが大事ですけど・・・)
この場面は3人の役人(ピン・ポン・パン)がオペラのシリアスさの中から抜け出し、そこだけ別世界に入り込んだような場面。だから、僕以外も靴下を繕ったり、刺繍をしたりして、コミカルな動きがお客さんには大受け。それと同時に3人の歌の世界にも入ってもらえたようでした。
Nadia、いい勉強になりました!!
2008年04月10日
ジェノヴァのお菓子屋!!
ジェノヴァの有名なお菓子屋さんに
PANARELLO(パナレッロ)
と、いうお店があります。
ミラノにも支店があり、その美味しさはかなりのものです。
このお店の一押しのお菓子が
PANARELLINO(パナレッリーノ)
お店の名前が使われているところからも人気商品なのが判りますよね。
昨日、ジェノヴァの町に行った友達が買ってきてくれました。
相変わらず・・・おいしい!!!!!
2008年02月29日
やった〜\(^_^)/
この前、3月にイタリアでオペラ出演の報告をしました!
タイトルはPuccini(プッチーニ)作曲の「La Boheme(ラ ボエーム)」の Schanard(ショナール)役、
パリを舞台にした4人のボヘミアンと恋愛のお話です。ショナールはそのボヘミアンの1人、音楽家の役です。毎日譜読みに追われています。
(→o←)ゞ
そんな中もう1本、4月に予定していたオペラが本格的に決定しました!
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o〜♪
演目は Donizetti(ドニゼッティ)作曲の 「L'Elisir D'Amore(愛の妙薬)」!!役は 軍曹のBelcore(ベルコーレ)、フランスの片田舎を舞台にしたオペラです。
2月28日と3月18日なのでかなり日が近いのですが、有り難いお話しです。
上の写真は2本のオペラの楽譜です!
頑張ります!!
\(^_^)/
2008年02月23日
ボエーム!!
数年前、イタリアでショナールをやったときの衣装!!
今年はイタリアを代表する作曲家 プッチーニの生誕150周年。
世界各地でプッチーニのオペラが上演予定です。
プッチーニといえば、トリノオリンピックで話題になった「トゥーランドット」をはじめ、「蝶々夫人」「トスカ」「ラ ボエーム」などを書き、今でも世界中で上演されています。
そんな中、3月27日に、イタリアで「ラ ボエーム (La Boheme)」のショナール役をすることになりそうです。
ショナールはこのオペラの中の主要の6人の一人で、パリで一緒に暮らす貧しい4人の芸術家の1人で、音楽家の役です。
2回目のショナール役ですが、もう一度しっかり勉強しなくては・・・。
とにかく・・・、がんばるぞーーー!!!
2008年01月11日
悪役!!
僕の声は、「バリトン」といい、テノールとバスの間の声です。
バリトンはオペラの中で悪役が多く、主人公の恋敵だったり、裏切り者だったり…。
(;_;)
でも、なかなか現実の世界では体験出来ない人物になれるのは、かなり面白いですよ(^O^)
上の2枚の写真は数年前、日本のオペラ『夕鶴』で“惣ど”という悪役を演じた時のものです。みなさんが知っている「鶴の恩返し」のお話で、旦那役の与ひょうをそそのかし、どんどん「つう」に着物を織らせて、大儲けしようとするチョー悪い人です。
何故かこの役とは縁があり、もう何回もやらせていただいています。
悪役ぶり、どうでしょうか!?
\(^_^)/
2007年10月21日
マリア・カラス!!
皆さん、マリア・カラスという歌手をご存知でしょうか。
オペラ界、クラシック界では伝説のDIVA(ディーヴァ)として、今でも絶大な人気を誇るソプラノ歌手です。
彼女はギリシャ出身ですが、イタリアはもとより、世界レベルで確固たる地位を築きました。
ミラノ スカラ座での、カラス派とテヴァルディ派(これまた伝説のソプラノ歌手)のファン同士の攻防はゴシップ誌を騒がせた程のものでした。
イタリアの骨董市で見つけたふるーい雑誌の表紙がカラスでした。
12月9日に東京 トッパンホールにおきまして、
「Opera GALA Concerto vol.3 オペラ ガラ コンサート」(←クリック!)
を、開催します。
イタリア・日本を中心に活躍中のオペラ歌手が出演します。
【出演者】
斉藤紀子 (Noriko SAITO) 丹藤亜希子(Akiko TANDO)
川越塔子 (Toko KAWAGOE) 巖淵真理 (Mari IWABUCHI)
川野名康夫 (Yasuo KAWANONA) 手登根直樹(Naoki TEDOKON)
ピアノ 吉川隆弘(Takahiro YOSHIKAWA)
耳にしたことがある曲や、技巧的な曲に重唱の美しいハーモニーなど、オペラやクラシック初心者の皆様でも十分OKですよ!!
曲ごとに解説がつきますので楽しめると思いますよ。
勿論声の素晴らしさも楽しめますが、歌手たちの衣装も美しいですよ。
是非、聴きに、観に、いらしてください。
12月9日(日) 13:30開場 14:00開演
大人4000円 学生3000円(大学生まで)
トッパンホール問い合わせ このブログかMailにご連絡ください。
2007年09月06日
世紀のテノール・・・
Luciano Pavarotti (1935-2007)
家にあるCD DVDだけでもこれだけあります。
朝起きてTVをつけたら、「今朝、パヴァロッティがすい臓がんで死去」というニュースが流れていました。
最初は、よく理解できませんでしたが、朝からトップニュースとしてTVで流れ、いろいろな番組で緊急の特集をしていて、やっと「本当なんだ」と、実感してきました。すい臓がんの手術後、自宅のあるモデナで静養中、急に具合が悪くなり今朝帰らぬ人となったようです。
一般の方でも知っている、「3大テノール」という言葉。
パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスの3人が仲が悪いとかいろいろなゴシップがある中、サッカーのワールドカップの前夜祭、ローマのカラカッラ浴場跡で一緒にコンサートをし、話題をさらいました。
その中でも中心的な人物はやはり、パヴァロッティでした。
私がオペラ歌手に憧れ、最初にCDを購入したのが、パヴァロッティのイタリア歌曲集でした。その輝かしい声は高校3年生の僕に衝撃を与えたのです。
その出会いから早20年近く。
東京ドームでの3大テノールコンサートに沖縄から聞きに行ったこともありました。
2年前の2005年。先生であるジャンフランコ・パスティネに連れられ、友人であるパヴァロッティの別荘に伺ったことがあります。Pesaroにある別荘は、素敵なところで、多くの若者たちがパヴァロッティに声を聞いてもらっていました。
初めて近くで見る彼は、予想通り大きな人でしたが、腰を悪くしていて、振り返るのもやっとといった感じでした。握手してもらいましたが、その偉大さに感動したのを覚えています。
今まで彼の経歴には(1935- )と書いてあったのに、これからは(1935-2007)とはいると思うと、涙と共に、1つの時代が終わったことを痛感させられます。
イタリア中が悲しんでいます。
どうぞ、ゆっくり休んでください。
私たちの心の中であなたの声は永遠に生き続けます。
TVのニュースでもトップニュースです
2007年08月22日
たった今・・・!!
たった今、オペラ「Il Travatore」の本番が終わりました。
打ち上げが終わり、只今3時(勿論夜中の・・・!!)
本当は野外での上演だったのですが、雨が降り始め、残念ながら室内になりました。
トラブル続きでしたが、どうにか本番が終わりました。
主役のレオノーラを演じた丹藤亜希子(たんちゃん)、アズチェーナ役の岩巖真理ちゃん。
イタリア人のテノール・バリトン・バスに囲まれ堂々の演技でした!!
やったー、無事に終わったぞ~~~~!!!
次のオペラとコンサートの譜読みの日々が始まります・・・。音楽家の宿命です。
2007年08月04日
練習風景!!
今年のサンタ・マルゲリータ・リグレ・オペラ・フェスティバルの演目は、
「IL TROVATORE」(イル トロヴァトーレ)
ヴェルディ作曲のオペラです。
上の写真はサンタ・マルゲリータ・リグレで開催されているオペラ講習会の最中(只今講習会真っ只中です)、オペラの1場面を練習しているところです。
今回レオノーラ役を演じる、丹藤亜希子(丹ちゃん!!)と、講習会に参加されているバリトンの松尾興さん。2人で有名な2重唱を歌っています。
松尾さんは、自分のレッスンの合間に、丹ちゃんの練習のお付き合いです。素晴らしい声のバリトンです。
なんとも迫力満点な練習風景でした。
マラリアーノ先生はじめ、指揮者のファブリーツィオ、パスティネ先生も真剣に聞き入っていました。
真剣な表情でマラリアーノ先生の話を聞く丹ちゃん
2007年04月20日
CD購入!!
先日、用事があったのでジェノヴァの町に行ってきました。
ジェノヴァは僕の住んでいるリグーリア州の州都で、一番賑わっている町です。
昔は、ヨーロッパ有数の港として栄えていた所で、今でも重厚な建物とかにその面影が残っています。
用事を済ませていつも寄るCD屋さんにいきました。
そこでCD購入!!
GOUNOD(グノー)作曲のオペラ
ROMEO ET JULIETTE(ロミオとジュリエット)です。
そうです。皆さんご存知のあの「ロミジュリ」です。シェークスピアの作ったお話です。
オペラの題材にも使われていたんですよ。有名なお話がオペラになったのもたくさんありますよ。
今回購入したのはフランス語。購入したのは好きなオペラ歌手が出演しているから。
フレーニというソプラノは本当に美しい声で大ファンです。テノールのクラウスも年を考えさせない美しい声に多くのファンが今でもいます。その中でもとりわけ大好きなのが
Sesto Bruscantini(セスト ブルスカンティーニ)というイタリア人のバリトンです。
Maestroが僕のレッスンの時によく言います。
「昔、Brusucantiniというバリトンがいたんだ。彼は声的には一流というまでの声は持っていなかった。でも、彼が他の当時一流といわれるオペラ歌手たちと競演した時、最後のカーテンコールの時、誰よりも拍手喝采をあびていた。どうしてか判るか?
それは彼はオペラ歌手である前に一流の芸術家だからだよ。
彼の演技は、どんなに素晴らしい声よりも人々の心に感動を与えたんだ。どんな素晴らしい声も彼の芸術性の前ではかすんで見えたんだ。
お前も音楽家である前に芸術家であることを忘れるんじゃないぞ!!」
それ以降、彼のCD、DVDをたくさん聞くようにしています。
皆さん、もし彼の名前を見た時、このことを思い出して聞いてみてくださいね!!
ジェノヴァは僕の住んでいるリグーリア州の州都で、一番賑わっている町です。
昔は、ヨーロッパ有数の港として栄えていた所で、今でも重厚な建物とかにその面影が残っています。
用事を済ませていつも寄るCD屋さんにいきました。
そこでCD購入!!
GOUNOD(グノー)作曲のオペラ
ROMEO ET JULIETTE(ロミオとジュリエット)です。
そうです。皆さんご存知のあの「ロミジュリ」です。シェークスピアの作ったお話です。
オペラの題材にも使われていたんですよ。有名なお話がオペラになったのもたくさんありますよ。
今回購入したのはフランス語。購入したのは好きなオペラ歌手が出演しているから。
フレーニというソプラノは本当に美しい声で大ファンです。テノールのクラウスも年を考えさせない美しい声に多くのファンが今でもいます。その中でもとりわけ大好きなのが
Sesto Bruscantini(セスト ブルスカンティーニ)というイタリア人のバリトンです。
Maestroが僕のレッスンの時によく言います。
「昔、Brusucantiniというバリトンがいたんだ。彼は声的には一流というまでの声は持っていなかった。でも、彼が他の当時一流といわれるオペラ歌手たちと競演した時、最後のカーテンコールの時、誰よりも拍手喝采をあびていた。どうしてか判るか?
それは彼はオペラ歌手である前に一流の芸術家だからだよ。
彼の演技は、どんなに素晴らしい声よりも人々の心に感動を与えたんだ。どんな素晴らしい声も彼の芸術性の前ではかすんで見えたんだ。
お前も音楽家である前に芸術家であることを忘れるんじゃないぞ!!」
それ以降、彼のCD、DVDをたくさん聞くようにしています。
皆さん、もし彼の名前を見た時、このことを思い出して聞いてみてくださいね!!
部屋のCDラック。大切なコレクションです!!
2007年04月11日
歴史的な楽譜!!
今日はマエストロ(歌の先生)の家でレッスン。
僕のではなくて、ソプラノの女の子のレッスン。今回は彼女がバリトンとの2重唱を2曲、Maestroにみてもらいたいというので、一緒に家に行きました。
レッスンの途中、Maestroに頼まれ、楽譜を探しに書斎に行きました。
何度か入ったことのある書斎ですが、今日はすごい楽譜を見せてもらいました。
「Il Barbiere di Siviglia」(邦題 『セヴィリアの理髪師』)
G.Rossini(ロッシーニ)作曲のオペラで、今でも大変上演回数の多いオペラです。スペインのセヴィリアが舞台で、男女の恋を面白おかしく描いたオペラです。
僕も大好きなオペラで、昔からよくコンサートでも歌っていました。
見せてもらったのはその楽譜なんですが、そんじゃそこらの楽譜ではありません。
なんと、、、1820年頃の楽譜です。
「セヴィリアの理髪師」の初演がローマのアルジェンティーナ劇場で1816年。
つまり、初演の時期に発売された楽譜です!!!
Maestroもトリーノの古書専門店で見つけたようで、スゴク大切にしているようです。
僕にとってロッシーニは、とても大切な作曲家です。僕の声は彼のオペラにすごくマッチしていて、たくさんの曲をレパートリーとしています。
その作曲家の初版かもしれない楽譜です。
かなり興奮してしまいました。
オペラの楽譜を見たことがある人は、縦ではなく横なのに、まず驚き、パートごとにト音記号・ヘ音記号だけではなく、ハ音記号なども使用されています。
(専門的ですいません!!)
ROSINAのパート、見てください!!
とにかく、とにかく、今日はいいもの、みせてもらいました!!!