2007年09月06日

世紀のテノール・・・

Luciano Pavarotti (1935-2007)


世紀のテノール・・・

 
家にあるCD DVDだけでもこれだけあります。


朝起きてTVをつけたら、「今朝、パヴァロッティがすい臓がんで死去」というニュースが流れていました。

最初は、よく理解できませんでしたが、朝からトップニュースとしてTVで流れ、いろいろな番組で緊急の特集をしていて、やっと「本当なんだ」と、実感してきました。すい臓がんの手術後、自宅のあるモデナで静養中、急に具合が悪くなり今朝帰らぬ人となったようです。

一般の方でも知っている、「3大テノール」という言葉。
パヴァロッティドミンゴカレーラスの3人が仲が悪いとかいろいろなゴシップがある中、サッカーのワールドカップの前夜祭、ローマのカラカッラ浴場跡で一緒にコンサートをし、話題をさらいました。
その中でも中心的な人物はやはり、パヴァロッティでした。

私がオペラ歌手に憧れ、最初にCDを購入したのが、パヴァロッティのイタリア歌曲集でした。その輝かしい声キラキラ は高校3年生の僕に衝撃を与えたのです。

その出会いから早20年近く。
東京ドームでの3大テノールコンサートに沖縄から聞きに行ったこともありました。

2年前の2005年。先生であるジャンフランコ・パスティネに連れられ、友人であるパヴァロッティの別荘に伺ったことがあります。Pesaroにある別荘は、素敵なところで、多くの若者たちがパヴァロッティに声を聞いてもらっていました。
初めて近くで見る彼は、予想通り大きな人でしたが、腰を悪くしていて、振り返るのもやっとといった感じでした。握手してもらいましたが、その偉大さに感動したのを覚えています。

今まで彼の経歴には(1935-   )と書いてあったのに、これからは(1935-2007)とはいると思うと、涙と共に、1つの時代が終わったことを痛感させられます。

イタリア中が悲しんでいます

どうぞ、ゆっくり休んでください。
私たちの心の中であなたの声は永遠に生き続けます。


TVのニュースでもトップニュースです
世紀のテノール・・・





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Posted by TED at 21:38│Comments(11)オペラ
この記事へのコメント
アメリカでも大きく取り扱われています。

昨日、何故か突然彼のCDが聞きたくなり
Turandotを聞いていました。(Nessun Dormaが特に好きです)
その夜、危篤とのニュースが流れ、
今朝のニュースで亡くなられたと知りました。
とても残念です。
Posted by ミゾリンミゾリン at 2007年09月07日 07:34
昨日のニュース(Web)で彼の訃報を見たとき、Tedさんが頭に浮かんできました。 じっさいにお会いしたこともあるんですね。 ご冥福をお祈りいたします。
Posted by Simba at 2007年09月07日 09:47
TED★こんにちは

そのニュース、沖縄でもいち早く流れています。
わたしも、Simbaさんと同じく、TEDとリンクしたわよ~

偉大な人だからこそ、悲しみも大きいよね~
生きてることに感謝して、夢を忘れずに、頑張ろう~♪♪
Posted by ソムリエール★Seiko at 2007年09月07日 14:11
ミゾリンさん!!

あー、むしの知らせですね。
大好きな歌手の一人だったので、かなり衝撃でした。
彼の歌声は純粋で透き通ってて、でも張りがあって・・・。

もうライブでは聞けませんが、あの歌声は私たちの心に鳴り響いていますよね!!

Simbaさん!!

オペラ歌手ということで、頭に浮かんでもらい、光栄です。
彼の残したものは非常に大きく、彼を失った現在のオペラ界は、大ダメージですよ。でも、彼に続く若い世代が頑張らなくてはです、はい!!
Posted by TEDTED at 2007年09月07日 16:46
お姉さん!!

あって挨拶を交わしたことがあるだけに、何かこみ上げてくるものが特別にありました。
引退こそはしていましたが(オペラの舞台から。コンサートはしていました)、若い世代の人たちへの指導や、プロデュースなど、彼の知名度でたくさんのことが出来たはずですよね・・・。

安らかに眠ってください。

歌える喜びを噛みしめなくては・・・です。
Posted by TEDTED at 2007年09月07日 16:49
Tedさん、訃報のニュースを聞いたときには、私もTedさんの事を思い出しました。お会いしたことがあったんですね。
Tedさんがおっしゃるように、今度はTedさん達ががんばる番ですね。
ご冥福をお祈りします。
それからTedさんの活躍も期待していますよ。
Posted by Yogacat at 2007年09月09日 04:25
TED さん、
ニューヨークでもニュースになってましたよ。こんな私でも「3大テノール」という言葉を知ってるくらいですから、
きっと世界中が悲しんでいるんでしょうね。でも、そんな人物とお会いしたことがあるって、すごい! ご冥福をお祈りいたします。
Posted by 茶々 at 2007年09月09日 15:15
yogacatさん!!

一昨日は、パヴァロッティのお葬式でした。午後3時からでしたが、生中継で、イタリア中が悲しんでいるようでした。 
あの偉大なパヴァロッティになろうなんて思いませんが、少しでも近づけるよう努力していきたいと思います。

茶々さん!!

パヴァロッティの成功のきっかけはやはりアメリカンドリームの通り、アメリカでしたよねー。彼が残した実績、歌声、人懐っこい性格など、もうでてこない逸材でしたよね。
彼の域に少しでも近づけるよう努力していきます。
Posted by TEDTED at 2007年09月10日 17:21
遅ればせながら...
私もこのニュースを聞いたときTEDさんの事を思い出しました。
イタリアに住んでいらっしゃるので、衝撃も大きかったのだろうなぁと
感じてました。しかし、それどころか生で歌声を聴き、お会いしていたなんて...
なので、込みあげてくる思いは強いことでしょうね。
大勢の方に影響をもたらせた偉大な方の歴史は大事にしたいですね。
私も小さくてもいいから素敵な事が出来る人になりたいと思いました。
Posted by オリバー at 2007年09月14日 18:08
=追伸=

NHKのHPを見ていたら
やっぱりありました。
参考までにそのままコピーしました。

>ルチアーノ・パヴァロッティさんをしのんで歌劇「ボエーム」を放送します
先日亡くなった世界の三大テノール歌手のひとりのルチアーノ・パヴァロッティさんをしのび、1988年に収録されたプッチーニの歌劇「ボエーム」を以下の通り放送します。
番組の冒頭では、世界的なテノール歌手・市原多朗さんのインタビューも交えてお送りします。

パヴァロッティの「ボエーム」(プッチーニ作曲)

放送予定 BS2 9月17日(月・祝)午前9:50~11:50

ミミ(ソプラノ)・・・ミレルラ・フレーニ
ロドルフォ(テノール)・・・ルチアーノ・パヴァロッティ
マルチェルロ(バリトン)・・・ジーノ・キリコ
ほか

合唱 サンフランシスコ歌劇場合唱団
管弦楽 サンフランシスコ歌劇場管弦楽団
指揮 ティツィアーオノ・セヴェリーニ
演出 フランチェスカ・ザンベルロ

~1988年 サンフランシスコ歌劇場で収録~
Posted by オリバー at 2007年09月14日 18:59
オリバーさん!!

僕のことを思い出していただき、ありがとうございます。大変光栄です。
彼は数年前にあったときも凄く具合が悪そうでしたよ、術後でしたし・・・。でも、たくさんの若い歌い手に囲まれていて、彼の新しい人生がスタートしたのかなーと思っていた矢先でした・・・。

情報、ありがとうございます。
その公演は何度か見た事があります。とても素晴らしい公演ですよね。彼の輝かしい声のロドルフォ(ボエームの中での役)は彼の当たり役の1つですよね。
Posted by TEDTED at 2007年09月16日 18:15
 
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