2013年03月14日

3月14日という日。



一昨年の3月は多分、僕は一生忘れられない月です。
11日の大地震もそうですが、3月14日は、僕の左足の手術の日。

クラクラ高熱を出しながら病院にいき、いきなり恐ろしい選択を医師に求められました。低温火傷から感染症が悪化し、ひざ下を切断するのが最良だと…、踵を残して切断する選択もあるが、感染症が広がっていたら、又、切断しなくちゃいけなくなる…

もうろうとした意識でその選択は酷ってものでしょう。

判断出来ない僕は、付き添っていた友人を診察室に呼び、聞いてもらいました。
彼が一言、

『彼は歌い手なんです。踵があれば歩けるでしょう。残して切断して下さい。』

その判断のお陰で僕は、今も歩く事が出来るし、ステージに上がる事も出来ます。

あの日、私は大きなものを失いましたが、大きな『絆』も得ました。

こうしている事が出来るのも、多くの友人、かけがえのない家族、心配してくれた知人のお陰です。

今日3月14日は、その事を深く深く考える一日なのです。

写真は手術後、初めて沖縄に戻った時のものです。

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